東京都の休業要請の緩和が「ステップ3」に移行したのを受け、東京・銀座の居酒屋「チアーズワン」は12日から営業時間を従来の深夜0時までに戻した。
「STOP コロナ! かんぱーい!」
チアリーダー姿の従業員のかけ声やダンスで、店内が盛り上がる。よく見ると客席の所々にはチアリーダー姿の男女のマネキンが計5体。「密」を避けるための工夫だ。入店時には手、スマホ、靴底を消毒。従業員と客はフェースシールドと手袋を着け、感染防止対策を徹底している。
同店では3月中旬から客足が激減し、利益が9割減となった。同月下旬から休業し、5月7日から営業時間を短縮して再開。マネキンは6月1日から設置している。客数を減らすことで売り上げの回復は見込めない。代表の船原新さん(52)は「マネキンがいる店内を逆に楽しんでもらいたい」と前向きだ。(藤原伸雄)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル